リフォーマーでのピラティスで改善した私の身体
右のカルテは、平成27年(2015年)5月のものです。ピラティスのマット資格を取った半年後、自身の身体を知りたくて理学療法士さんに診ていただきました。
赤丸のところは特に自覚症状があったところです。左側のろっ骨下部が右側よりも飛び出していて、右肩が下がった状態でした。
また、右の股関節がいつも詰まったような感覚があり、右膝もしっかりと伸びていませんでした。
これらの自覚症状は、毎日の日課であるピラティスをすると改善し、また一日過ごすとと元に戻るという状況。
診ていただくと衝撃でした。
背骨に問題があったのです。(※理学療法士さんのお仕事は病名をつけることではないため病名の明言は避けられましたが、これらは「側弯症」によくみられる症状です。※「側弯症」と診断を受けたわけではありません。)
その後、リフォーマーでのピラティスセッションに通うようになり、そこで「左のウエストをもっと伸ばして!」「左の肩甲骨を下ろして、ろっ骨を肩甲骨に引き寄せて」などの指導を受けることとなり、自身の身体の左右差を思い知らされました。
月に2回程度リフォーマーでのピラティスセッションを受け続けました。
左右差は感じていましたが、日常生活において左右差を少しづつコントロールすることが出来るようになってきたと感じました。右肩の下がりも、下がっている日は前日に買い物で歩き回っていた日だったりパソコンをずっと使用ていた日だったり、と長時間の同じ動作でのコントロールが出来ない事にも気づきました。
股関節のつまりも、毎日ではなくなりました。
リフォーマーは本当に左右差が解りやすく、身体をどのように使えば左右差が出ないように動けるのかという事を教えてくれるものでした。
2018年1月、念願のリフォーマーを購入しました。セッションで教えてもらったことを少しづつ自宅でも実践していきました。そして4月からピークピラティスの養成コースに入ってからはほぼ毎日リフォーマーにのり、自身の身体に向き合う日々を過ごしました。
8月にコースが終了し、ふと気づくと左側のろっ骨下部の出っ張りが右とほぼ一緒になっていることに気づきました。ずっと気になっていた背骨の状態が見たい!整形外科に行きました。右の画像がその時撮ったレントゲンです。
整形外科では「全く問題なく背骨が真っすぐです。椎間板の状態もよい。」と診断されました。なんと、拍子抜け。
実は曲がっている事を期待(?)していました。ピラティスを続け、変化する身体を見たかったからです。
しかし、よく見てみると腰椎のあたりは右凸です。
そして、H30年(2018年)10月再び理学療法士さんに身体を診ていただきました。右がそのカルテです。
黄色①
私の自覚通りろっ骨のでっぱりが改善していました。驚いたのは肩甲骨の位置です。ピラティスにおいても左の背中から腕にかけてのコントロールができるようになった(胸郭と肩甲骨のコネクションが改善した)と感じていました。やはり骨の配列が正しくないと人の身体はうまく機能しないのだ、と実感!
緑色②
H27年(2015年)のカルテには仰臥位で大腿骨が外旋位になる、と書かれています。骨盤の前傾、大腿骨の前方変位によるもので、股関節のつまり感の原因でもありました。完全ではありませんが改善していました。
ピンク③
股関節の外旋内旋の角度を見るテストです。
外旋は正常値の45度となり、内旋は正常値ではないものの改善しました。また、H27年(2015年)ではあった左右差がなくなりました。
お断り:私の身体の変化として事実を書かせていただきましたが、ピラティスは治療目的で行うものではなく、身体の変化にも個人差があることをご了承ください。
非常に残念に思うのは3年前にレントゲンを撮っていなかったことです。3年前にレントゲンを撮り「側弯症」と診断されていれば「ピラティスは側弯症を改善できる」という一つの証拠になり得たのでは、、、と過去をくやんでも仕方ないですが。残念ながら現在のところ側弯症の治療として運動療法の有効性はエビデンスが少なく「側弯症は治らないもの」とされています。治療は装具か手術になるそうです。重度でなければ経過観察にとどまります。実際、私がレントゲンを撮った整形外科で「もし、側弯症だったら治らないですよね?」と聞いてみると「治りません」即答でした。
3年前、私は(残念ながら)側弯症と診断されていませんが、状況から背骨は曲がっていました。また、ピラティスは治療目的で行うものではないという大前提があります。しかし、今の私の背骨ははレントゲンの様な状態であり身体のコントロール能力も向上している。これは事実です。
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相馬先生は子供から高齢者までの運動能力や機能向上のための指導や出産後の骨盤ケアなど精力的に活動されています。
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